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開削工法は地盤を掘削し所定の位置に管きょを敷設する工法である。開削工法では地山の自立が可能な岩盤などの堅硬な地盤の場合や掘削深が小さい場合には山留が不要である。しかしながら通常、土質や地下水圧に対抗し掘削断面の崩壊を防止するため、掘削規模、施工環境、土質、地下水位などの条件によって、木矢板、軽量鋼矢板、横矢板、鋼矢板などの既製の山留材や現場施工による柱列杭、地中連続壁などによって山留工が施工される。
下水道の場合、全施工延長の約9割が開削工法で施工されているが、これは現場の土質や地下水位の変化を準じ確認しながら施工できるため施工の信頼性が高いこと、工期が比較的短いこと、一般的に経済的であること、施工実績が豊富であることなどの利点を有していることによる。反面、密集した市街地内の施工では道路交通障害、山留施工・掘削時における騒音・振動・地盤沈下に伴う周辺構造物への影響などの建設公害が発生しやすいなどの問題がある。また地下埋設物が密集している都市道路では、これらの地下埋設物の切廻しや防護に要する費用が増大するとともに、埋設深が大きい場合や周辺構造物が接近する場合などは山留工や補助工法が増加し、特殊工法に比較してかえって全体工事費が高価となるなどの欠点がある。

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